おすすめの屋根材を厳選比較|スレート・瓦・金属

  • 2017年5月19日
  • 外壁材・屋根材

屋根材には様々な種類がありますが、現在は粘土瓦・スレート・金属屋根がシェアの上位を占めています。

屋根材の種類とその特徴

今回はこの3種類の屋根材に絞って、特徴や価格などを徹底比較していくほか、おすすめの屋根材をご紹介していきます。

瓦屋根|高耐久で和風・洋風どちらも対応できる

瓦屋根は昔から浸透している屋根材で、粘土から形成される『粘土瓦』と、セメントから形成される『セメント瓦』が主流となっていました。

しかし、他の屋根材の普及率が高まると同時に、現在では新築時の瓦屋根の使用率は全体の2割程と減少傾向にあり、特に現在で見られる和瓦のほとんどが粘土瓦で、セメント瓦を使用している建物は大変少なくなりました。

タイプ別の特徴【和瓦・洋瓦・平板瓦】

和瓦 昔からよく使用されているもので、社寺や城郭など日本文化に深く関わっている瓦屋根の代表的な形です。
洋瓦 洋瓦は洋風建築に合うデザインとして親しみやすい瓦屋根材です。
平板瓦 和瓦や洋瓦と違い、瓦独自のウェーブがなく、平たいデザインが特徴的で、和風建築や洋風建築どちらにも使用できる手軽さから、最近では瓦の中で最も普及率の高い瓦となっています。
ウェーブがないため、敷き詰めるときの瓦同士のガタつきも軽減され、より収まりがいいことから、見栄えもスッキリしていると人気を高めています。

瓦屋根のメリット・デメリット

屋根材の中でも耐久性が高い

特に釉薬が施されている瓦は耐久性に優れており、中には100年近く保っているものもあります。

色剥げなどの劣化の心配がない

瓦は素焼きやいぶし、釉薬など3パターンで製造されますが、どれも天気で色が剥がれてしまう事がありません。

保温性・耐熱性に優れている

瓦は下地の木材(野地板)に引っ掛けて取り付けるのですが、その際に下地と屋根材(瓦)との間に隙間が出来るため、通気性が良く屋根裏に熱が籠りにくいという性質を持ちます。

耐火性・防寒性に強い

瓦そのものが不燃熱材のため燃えにくく、また結露しにくい性能がありますので寒い地域でも長持ちします。

×耐震性に弱い

瓦は他の屋根材よりも重量なのが欠点で、また引っ掛けて取り付けているという事で、大きな地震の際にはズレや飛散しやすいです。

×費用がかかる

屋根材の中でも高価な材料であるうえに、瓦屋根工事を施すには高い技術力が必要なので、その分費用が高額になってしまいます。

×地域によっては合わない場合もある

粘土瓦はとても耐久性に優れていますが、土地の風土によって合わない場合もありますので、持ち入れる場合は必ず地元の専門の方に相談したほうがいいでしょう。

金属屋根|軽くてデザイン豊富なガルバリウム鋼板

これまではトタン屋根や銅板屋根が一般的でしたが、ガルバリウム鋼板という屋根材の登場から、金属屋根=ガルバリウム鋼板と印象付けられています。

ガルバリウム鋼板とは、アルミニウムを含む亜鉛合金でめっき処理された鋼板のことで、アルミニウムが含まれていることによりトタンよりも耐久性が約5倍と上がったと言われています。

他の瓦屋根やスレート屋根と違い、金属屋根は新築住宅での普及率はあまりなく、今のところリフォーム住宅で取り入れられることが多いです。

ガルバリウム鋼板のメリット・デメリット

錆びにくい

金属の最大の弱点である「サビ」ですが、ガルバリウム鋼板は他の金属屋根よりも錆びにくいです。しかし全く錆びないというわけではなく、傷などによって錆びてしまう場合もありますので注意しましょう。

耐久性・耐震性が高い

ガルバリウム鋼板は20年~30年以上持つと言われており、また軽量のために大きな地震が起きても他の住宅部分に負担をかけにくいとされています。

デザイン性が豊富

ガルバリウム鋼板のもとの表面は銀白色で、使用する際はその上から塗装を施すのが一般的です。塗装することでより耐久性能が高まるのはもちろんですが、カラーバリエーションも豊富になり、あらゆるデザインに対応できるという利点があります。

また、ガルバリウム鋼板は屋根材としてだけではなく、外壁材の金属サイディングボードとしても注目を集めています。

×遮音性が低い

ガルバリウム鋼板自体に遮音性はありません。ただメーカーによってはガルバリウム鋼板の裏に断熱材を貼る、屋根材そのものに薄いマットのようなものを付け遮音性を高めるなど様々な対策がされています。

×工事費用が高価

スレート屋根よりも高価ですが、単価で言えば瓦屋根とあまり変わらないでしょう。しかし、塗り替えなどのメンテナンスが不要の瓦屋根と違い、ガルバリウム鋼板は定期的な塗り替えが必要となってきます。

また、ガルバリウム鋼板自体に断熱性がないため、工事を行う際は断熱工事もあわせて行うので費用が上がってしまいます。

スレート屋根 |汎用性があり高いシェアを誇る

粘土版岩を薄くした屋根材のことをスレートといい、最近の住宅の中でもっとも普及率が高いです。特に新築住宅の8割に利用されていて、一般住宅のみならず工場や倉庫など幅広いところでも利用されています。

「スレート屋根=コロニアル」と認識されている方も多いですが、よく耳にするコロニアルやカラーベストはメーカーが定めた製品名なので、これらの屋根材を称したのが「スレート屋根」となります。

スレート屋根には大きく分けて「天然スレート」と「化粧スレート」の二種類に分かれます。

天然スレート

天然スレートとは粘板岩が天然鉱物で製造されており、薄い板状に加工されて使用されますが、大変高価であり、また重量も重たいため日本ではあまり使用されていません。しかし、景観の美しさや高級感には大変優れているのが特徴です。

化粧スレート

化粧スレートはセメントや繊維材料などから製造されており、天然スレートと同様に薄く加工して使用されます。よく見られる化粧スレート屋根のほとんどはこの化粧スレートが活用されています。コロニアルやカラーベストなどもこのセメント系スレートになります。

スレート屋根のメリット・デメリット

軽量かつ安価

金属屋根(トタン屋根や銅板屋根)に比べると少々高価になりますが、性能を重視した際には最も安価かつ取り入れやすく、軽量のため耐震性にも優れていると言えるでしょう。

耐火性・耐熱性・遮音性が高い

スレート屋根の構造上、熱伝導が低く、また金属屋根の弱点と言える遮音に関してもスレート屋根の性能の方が上回るでしょう。

デザイン性が豊富

スレート屋根は加工がしやすいためにどんな家の屋根にも使用しやすくなっています。また、カラーバリエーションが豊富なのでお好みの景観を楽しむことが出来ます。

×耐久性が低い

安価であり施工が簡単などの理由から多く活用されていますが、瓦屋根やガルバリウム鋼板よりは耐久性が低いのが弱点です。

×定期的なメンテナンス

化粧スレートを施工する場合は必ずその上から塗装を施すのが通常です。そのために再塗装が必要なのと、きちんとした耐久年数を保たせる意味でも定期的なメンテナンスが必要不可欠となってきます。

×トータルコストの懸念

初期工事の段階では安価に済むことは間違いないのですが、スレート屋根の場合きちんとした期間内に再塗装を行っていても将来的には葺き替え工事屋カバー工法などの大掛かりな工事が必要となります。

屋根材の種類ごとの価格・性能比較

各屋根材の性能・価格を比較したので屋根材選びの参考にしてみてください。

瓦屋根 ガルバリウム鋼板 スレート屋根
耐久性
耐寒性
耐風性
耐震性
断熱性
遮音性
メンテナンス
重量 約55kg/㎡ 約2kg/㎡ 約18kg/㎡
価格 和瓦「J形」
約7,000~15,000円/㎡
洋瓦「S形」
約4,000~13,000円/㎡
平板瓦
約5,000~15,000円/㎡
約7,000~9,000円/㎡ 約4,000~7,000円/㎡

おすすめの屋根材メーカーはコレ

平板瓦をモダンなデザインにした『ローマンLL40/hyper-Z』

【メーカー】丸栄陶業株式会社
【URL】
http://www.kawarayane.com/gekitan/catalog/maruei/ll40r.htm

画像出典
http://www.kawarayane.com/gekitan/catalog/maruei/ll40r.htm

近年、洋風の住宅が増えてきたことから、瓦屋根の中でもモダンな演出が期待できる「平板瓦」が主流となっています。とくに丸栄陶業株式会社の商品が注目されており、こちらのローマンLL40は、シンプルでシャープな葺きあがりにより、洗練された風格を演出する平板瓦です。

住宅を選ばないデザイン

LL40はシンプル且つシャープな葺きあがりにより、住宅デザインを選ぶことなく取り入れることが出来ます。釉薬がマット調で施され、また棟デザインを含め風格漂う美観を作り出すことが可能です。

瓦屋根だけど扱いやすい

製品自体に太陽光発電パネルや配線を取り付けやすいように工夫されており、併用して組み合わせて使用することにより漏水を防ぐことが出来ます。また、施工性に優れているため、工期の短縮に応じています。

防災機能で自然災害でも安心

瓦と瓦のつなぎ部分に工夫が施されているため、瓦同士を押さえ込み耐風・耐震機能を発揮し、また瓦自体の突起物をミゾにはめ込む仕組みになっているため、瓦特有の横ズレの心配を軽減させています。

超高耐久ガルバリウム鋼板『ニチハ 横暖ルーフa・横暖ルーフプレミアムS』

【メーカー】NICHIHA(ニチハ)
【URL】http://www.nichiha.co.jp/loof/centerloof/loof_a_premium.html

画像出典
http://www.kawarazen.com/blog/2016/12/post-88.php

往来のガルバリウム鋼板よりも、より性能を高めたガルバリウム鋼板が各メーカーから販売され始めていますが、その中でも特におすすめなのが、ニチハから出ているこの「超高耐久 横暖ルーフa・横暖ルーフプレミアムS」です。

商品名 塗膜
超高耐久 横暖ルーフa プレミアムS フッ素樹脂塗装
超高耐久 横暖ルーフ プレミアムS
超高耐久 横暖ルーフaS 特殊顔料配合塗料
超高耐久 横暖ルーフ

遮熱効果と断熱材による優れた効果

ニチハ独自の技術による、遮熱鋼板と断熱材を一体成型し一年を通して断熱性能を発揮させることを実現!

安心の充実保証

超高耐久 横暖ルーフαプレミアムS
超高耐久 横暖ルーフプレミアムS
超高耐久 横暖ルーフαS
超高耐久 横暖ルーフS
塗膜の白亜化・変褪色 20年
塗膜のヒビ・割れ・はがれ 20年 15年
赤サビ 20年
穴あき 25年

沿岸部の保証範囲を拡大

これまで、塩害地域に金属屋根はあまり適さないとされてきましたが、超高耐久シリーズは往来品よりも塗膜とめっき層が強化され、防サビ効果がパワーアップしました。そのため、沿岸部でも安心して使用できるようになりました。

また、沿岸部での保証対象地域を「海岸5km以遠」から「海岸500m以遠」に拡大し幅広い地域が保証対象となっています。

色褪せに強く長期美観を確保

色褪せの要因となる紫外線エネルギーを上回る安定した結合エネルギーを持つため、一般的な塗膜鋼板よりしっかりと屋根材をガードし、長期間の美観保持を実現しています。

一体成型による優れた断熱性と遮熱性

断熱材(硬質ウレタンフォーム)・遮熱鋼板・アラミラミネート加工紙を一体成型した金属屋根材のため、断熱性能と遮熱性能を同時に実現しました。

断熱性能

超高耐久シリーズは表面材が遮熱機能付きの鋼板であるため、一層の効果が期待でき、一年を通して快適な生活環境を送ることができます。

遮熱性能

表面材に遮熱機能付き「塗装高耐食GLめっき鋼板」を使用。太陽光に含まれる熱エネルギーに変換されやすい紫外線を反射させることで日射による鋼板温度の上昇を抑え、屋内への熱の侵入を防ぎます。

ニチハ金属性総合カタログ2017.2 参照

今までに無い高機能スレート屋根『ケイミュー カラーベスト クァッドシリーズ』

【メーカー】ケイミュー
【URL】http://www.nichiha.co.jp/loof/centerloof/loof_a_premium.html

画像出典
http://wagaya.blog.jp/archives/2012-03.html

軽量で地震に強く、快適な住まいづくり

ケイミューの屋根材は全てが軽量に作られていて、その重量は一般的な陶器平板瓦の1/2以下です。屋根材が軽量ですと、耐震性能の向上はもちろん、耐力壁になっていない壁の撤去が可能となるため将来的なリフォームを柔軟に対応できるメリットがあります。

耐久性・耐風性が高性能

風の抵抗を逃がしやすくするためのデザインはもちろん、一枚一枚を独自の釘止め方法で固定しているため耐風性能を大幅にアップし、衝撃や防サビなど、耐久性を考慮した製造が図られています。

コロニアルクラッドシリーズ

ケイミューの中で最も知名度の高い「コロニアルクラッド」は、軽量性や耐久性という屋根材の基本的な性能をバランスよく融合したカラーベストのベーシックラインです。

どんな住宅にも対応できる横一文字葺きで、和風スタイルからモダンな洋風デザインまで様々な風合いを演出することが可能です。

まとめ

今回おすすめした屋根材は、機能面はどれも申し分なく甲乙つけがたいです。

価格で選ぶなら、スレート屋根。デザインなら現在はメタル調のモダンな雰囲気を出せる金属屋根(ガルバリウム鋼板)がおすすめです。

屋根材選びの注意点としては、外壁のデザインと合うことを心がけてほしいです。経験豊富な専門業者であれば良い提案をしてくれます。

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