汚れにくい外壁にして美観を保つ方法
外壁塗装を考えたきっかけが「外壁の汚れが気になったから」という理由の方は多いです。それほど、見た目の綺麗さなど、外壁の美観を長く保ち続けたいと考えている方が多いということでしょう。
残念ながら、メンテナンスが全く必要ない汚れない外壁はまだ開発されていませんが、外壁塗装に使う素材を選別することでメンテナンスフリーに近づけることができます。
今回は、長持ちする汚れにくい外壁にするにはどうすればよいかをご紹介していきます。
汚れやすい塗料の特徴
ツヤなし塗料
つや有りに比べると、汚れがつきやすい性質があります。
また、汚れが取れにくく、蓄積されやすいです。
弾性塗料
弾性塗料は粘着性がある塗膜です。コーキングやシーリングの割れには有効ですが、外壁に使用すると、粘土にゴミが付いたように、取れにくいゴミや汚れが塗膜に付着します。
合成樹脂
合成樹脂は帯電しやすいので、塗膜に発生した静電気により汚れやほこりを引き寄せます。
汚れにくい塗料の特徴
ツヤあり塗料
表面をツルッとした塗膜でコーティングするので、汚れやゴミがつきにくいです。
ツヤはだいたい3年ほどで消えていくといわれていますが、その間は綺麗な外壁を保つことが出来ます。
フッ素塗料
フッ素塗料は塗膜に汚れが付きにくいのも特徴です。しかも、親水性があるので、塗膜の上の汚れやゴミは雨水等で洗い流してくれます。
また、防カビ性などの特徴もあります。
光触媒塗料
TOTOが開発した塗料で、ハイドロテクト(光触媒)の技術を塗料に応用したのが、セルフクリーニング機能を持つ光触媒塗料です。光で汚れを分解させ、雨水等で洗い流してくれます。
まだ、出たばかりなので、実績は乏しいですが、汚れにくさなど業者からの評判はかなり高いです。反面、トップランクの塗料ということもあり、施工費用が高額になってしまいます。
光触媒塗料に関しては光触媒塗料の価格や特徴を解説をどうぞ
タイル外壁は汚れにくい
タイルは、セルフクリーニング機能をもっており、吸水率が他の外壁材と比べて非常に低く、汚れにくい外壁を望む方におすすめしたい外壁材です。
吸水率は外壁の汚れやすさに深く関わってきます。衣類に染み込んだ汚れが落ちにくいのと同じで、外壁に泥などの汚れが入り込むと、いくら洗っても取れないシミとして残ってしまいます。
タイルは吸水率が低く、親水性が高いので、雨が降ると表面に水の膜が張られ、自然と汚れが浮き上がって流されていくのです。これがメンテナンスフリーと言われる理由です。
タイルの中でも、せっ器質タイルは吸水率5%以下、磁気質タイルは吸水率1%以下と差があるので、デザイン等を考慮した選択をしましょう。
まとめ
現在の技術でも、材料の組み合わせによって、メンテナンスフリーに近づけることがきます。
汚れにくい塗料や外壁材は、初期コストが高い傾向がありますが、定期メンテナンスの面で結果的にコストを抑えられつつ美観を保つこともできます。
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