次世代塗料|光触媒塗料の価格や特徴を解説
雨で外壁の汚れを落とすことができる、光触媒塗料が近年人気を集め使用される方が増えています。
外壁塗装で使用される塗料は、ウレタンやシリコンなどの『樹脂』を原料としたものが一般的でしたが、光触媒塗料は、遮熱・断熱効果を持った『特殊塗料』にカテゴライズされ、その性能の高さが注目されています。
今回は、光触媒塗料の相場価格からメリット・デメリットまで、光触媒塗料のすべてを解説していきます。
光触媒塗料とは
光触媒塗料は、ウォシュレットで有名なあのTOTOが開発した塗料で「ハイドロテクト」という言葉をあなたも一度は耳にしたことがあると思います。
このハイドロテクト(光触媒)の技術を塗料に応用したのが、光触媒塗料です。その最大の特徴がセルフクリーニングです。
「太陽光で汚れを分解」→「雨水で汚れを洗い流す」という、自然のサイクルで、外壁を洗浄できてしまうという優れものなんです。
光触媒塗料の耐用年数
メーカーの仕様によると、光触媒塗料の耐用年数は20年とされていて、フッ素塗料や無機塗料と同等の耐用年数の高さを誇っています。
まだ流通して間もない塗料のために、施工の事例が少なく鵜呑みにすることはできませんが、汚れに対する防汚性能は職人の間でも高い評価を得ている塗料です。
光触媒塗料のメリットとデメリット
光触媒塗料のメリット
- セルフクリーニング機能による高い防汚性
- カビ・コケが発生しにくく、衛生的に良い
- 遮熱性能も高く、エコな住環境を実現できる
光触媒塗料のデメリット
- イニシャルコストが高く導入障壁が高い
- 光が当たらないと性能が十分に発揮できない
- 無機質な汚れ(土・泥)などは分解できない
光触媒塗料の価格相場
光触媒塗料は特殊な塗料なので、外壁の塗装で使われる一般的なシリコン塗料やウレタン塗料と比べて高額です。
シリコン塗料の1.5倍ほど上乗せされるイメージですね。
光触媒塗料の建坪別の価格相場
延べ床面積 | 相場価格 |
---|---|
82㎡(25坪) | 756,000円 |
99㎡(30坪) | 840,000円 |
151㎡(35坪) | 913,500円 |
163㎡(40坪) | 987,000円 |
173㎡(45坪) | 1,050,000円 |
光触媒塗料と他の塗料の比較
塗料名 | 価格 | 耐用年数 | 特徴 |
---|---|---|---|
アクリル塗料 | 1,400~1,600円/㎡ | 5〜7年 | 現在はほとんど使用されない |
ウレタン塗料 | 1,700~2,200円/㎡ | 8〜10年 | |
シリコン塗料 | 2,300~3,000円/㎡ | 10〜13年 | 現在の主流 |
ラジカル塗料 | 2,500〜3,000円/㎡ | 12〜15年 | |
フッ素塗料 | 3,800~4,800円/㎡ | 15〜20年 | 高耐久 |
ガイナ塗料 | 4,000~4,500円/㎡ | 15〜20年 | 断熱、遮熱効果 |
光触媒塗料 | 4,000〜5,000円/㎡ | 18〜20年 | 断熱、遮熱効果、セルフクリーニング機能 |
無機塗料 | 4,500〜5,500円/㎡ | 20〜25年 | 超高耐久 |
まとめ
一つだけ光触媒塗料について注意していただきたいことは、まだ流通して間もない塗料のため、光触媒塗料はメーカーから指定された指定業者でしか取り扱うことができません。
「光触媒塗料で塗装がしたい!」と思っても塗装業者によっては取り扱えない場合があるので、業者と話をする際に聞いてみるといいでしょう。
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