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外壁塗装で180万円、200万円の高額な塗装工事の裏側

  • 2016年7月25日
  • 業者選び
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「えー!?外壁塗装工事ってこんなに高いの!?」

もしかしたら、ちょうどそう感じていらっしゃるかもしれません。

外壁塗装工事で高額な見積書をもらい、外壁塗装について色々と調べているところではないでしょうか?

「その見積もり価格は本当に適正価格でしょうか?」

もしも目の前の見積もり価格に少しでも不安を感じていらっしゃるのであれば、ぜひこの続きをお読みください。

外壁塗装リフォームではあまり見かけない「180万」、「200万」の見積価格の裏側についてお伝えいたします。

1. 外壁塗装で200万円を超えるケース

外壁塗装工事の見積もりで200万円と言われた場合、ほとんどの場合は有りもしない費用を上乗せして高取りをする詐欺業者、悪徳業者だと疑って下さい。

まず外壁塗装工事で150万円以上の見積書を提示してきたり、訪問販売で急に来てすぐに工事を勧めてきたりする様な業者はすぐに断って下さい。

なぜなら通常の塗料で建坪30坪前後の家なら、150万円を超える様な見積もりには成り得ないからです。

しかし、ケースによってはその位の費用がかかってしまう場合もあります。

実際、その位の費用がかかってしまう工事というのはどのようなものなのか?

高額見積もりを提示してくる悪徳業者に騙されない様にするにはどうしたら良いのか?

それではご説明します。

2. 外壁塗装が高額になるケース

2-1. 大規模な工事の場合

既存のモルタル壁やサイディング壁を全て撤去して、新しいものを付け、屋根も全て撤去して新しい屋根を葺き替える、そんな大規模な工事の場合はどうしても工事費用は上がってしまいます。

しかし、それでも限度があるので、180万円、200万円といった高額な工事費用になってしまった場合には、すぐに契約をせず、他の業者にも相見積もりを取ることをおすすめします。

2-3. 塗る面積が非常に広い家(大豪邸など)の場合

いわゆる大豪邸と呼ばれる様な家であれば200万円を超える場合があります。

この様な家は塗装面積も多いですし、人件費などのコストも一般的な大きさの住宅に比べると上がってしまうため、施工額が高くなります。

しかし、現在塗装が必要な日本の平均一般住宅(2005年前後に建設された家)は 約41坪(約135㎡)程です。
一般的な塗料であるシリコン塗料やフッ素塗料を使用したとしても、150万円程で収まります。

ちなみに余談ですが、日本人が建てる家の大きさは年々小さくなっており、平均約37坪程(約122㎡)です。
例えばシリコン塗料やフッ素塗料で外壁塗装工事を行った場合には100万円~140万円程で済みます。

2-4. 5回塗りなど重ね塗りが必要と診断された場合

外壁塗装はシンプルに下塗りと上塗り2回の合計3回塗装する工事もあれば、全部で5回程の工程をこなして出来上がる、特殊な塗装工事も存在します。
見た目が非常に良くなる仕上げなどでは費用が高額になってしまう場合があります。

2-5. 塗料が特殊な場合

特殊な塗料というのは、シリコン塗料、フッ素塗料、無機塗料、光触媒塗料といった一般的な塗料の事ではありません。

例えば、ある大手ハウスメーカーで家を建てた場合、そのハウスメーカーが独自で開発した塗料しか使用が出来ないと言われるケースがあります。

その場合、ハウスメーカーが設定している価格になってしまうので、高額になり200万円を超えてしまうなんてことも。

そして、独自で開発しているオリジナル塗料なので、相場が分かりませんし、その塗料が本当に適正なのかどうかの判断もつきません。

実際、オリジナル塗料だからといって優れている部分があるのかというと、そのような訳でもなさそうですし、現に従来の塗料を使用しても差し支えない場合がほとんどです。

自社ブランドのオリジナル塗料を勧められたら、その塗料にするとどこがどう良いのか?を詳しく確認してみると良いでしょう。

しかし、できればオリジナル塗料をしつこく勧めてくるような業者に大切な家の塗装を任せて欲しくはありません。
その理由を簡単にお伝えします。

自社オリジナル塗料をお勧めする業者も注意!!

現在、「自社が開発したオリジナル塗料なので、とても性能が良くお勧めです。ぜひ使用してみてください。」と自社ブランドのオリジナル塗料をアピールしてくる業者が増えてきています。

そう言われても私達の頭の中にはまず、「自社ブランドのオリジナル塗料というのは、そんなにも良い塗料なのか?」と言う疑問が浮かびます。

大手塗料メーカーは塗料開発だけに力を注いでいます。

1つの塗料を開発する為に、長い年月を費やし、研究をし、試作を重ねています。

もちろんその為、膨大な人件費やコストをかけているでしょう。

この様な大手塗料メーカーが行っている事と同じ事を小さな塗装業者が真似出来るでしょうか?

素人の私達が考えても到底、真似出来る事とは思えません。ましてや塗装業者は塗装を行う事が本来の仕事であるのに、片手間の様に塗料開発にまで手を出すのもいかがなものかと思います。

仮に自社ブランドのオリジナル塗料が本当に安くて、高品質な素晴らしいものであるのなら、なぜ大手塗料メーカーの様に世間に向けて販売しないのでしょうか?

ブランド力に問題があるにせよ、本当に良いものならば、口コミやインターネットでも話題になり、世間に出回ってもおかしくないはずです。

では、なぜそうならないのか?

その答えは、自社ブランドのオリジナル塗料といっても値段も性能も他社製品と何ら変わらず、特別なにかに優れているというような特徴も無いからです。

ほとんどの場合、すでに市場に出ている一般的な塗料のラベルのみを自社製に変えたものです。それが真実なのです。

以上の理由から、自社ブランドのオリジナル塗料というものは疑わざるを得ないというのが結論です。

ですから、自社ブランドのオリジナル塗料をしつこく勧めて来る業者をお勧めしたくないのです。

外壁塗装工事を検討されている皆様には、きちんと大手塗料メーカーの塗料を使用している塗装業者を選んで欲しいです。

塗料によってはメーカー保証が付いている場合があります。保証が付いていると安心ですよね。

安心できる塗料、そして安心できる業者を選んでください。

3. 外壁塗装を適正価格で行う5つのポイント

どの様な業者に依頼すれば良いのか?良い業者を見分けるポイントをいくつかお伝えします。

3-1. 営業担当者の礼儀や身だしなみはきちんとしているか?

工事を依頼する前に、相談や見積もり依頼でまず初めにコンタクトを取るのが営業担当者です。

清潔感のある身だしなみや、挨拶、言葉遣いと言った礼儀は出来ているのでしょうか?

安い価格を提示して来て、後々「やはりその価格では出来ませんでした。」などと言ってくる場合は、責任感の無い証拠です。

清潔感のある人は自然と好感が持てますし、きちんとした印象を受けます。基本的な事が出来ているかをチェックする事が一番重要な事なのです。

3-2. 話をよく聞いてくれるか?

見積もり前の段階で重要なのが、依頼者の塗装工事に対する希望を聞き取る「ヒアリング力」です。

依頼者の希望や思いを、しっかりと聞いてくれるかどうかがポイントになります。

ヒアリングシートなどを作成し、依頼者の希望に対して「どうしてそれを望むのか?」という詳しい理由まで汲み取ってくれる業者はヒアリング力を重視しているのでお勧めです。

理想の塗装工事を実現する為には、具体的に形にする事の出来ない思いを上手に汲み取ってくれる、プロの存在が必要不可欠なのです。

その反対に、大幅な値引きをちらつかせ、こちらの話を聞かずに一方的な提案ばかりをしてくる業者にはくれぐれも気を付けてくださいね。

3-3. きちんと時間を守るか?

外壁塗装工事は普段と変わらずに家に住みながら工事が行われます。

工事が着工されると、担当者や職人等、工事関係者は、毎日あなたの家にやって来ます。

その際に時間を守らない人達だったら…あなたはどう思いますか?

あなたの日々のスケジュールにも影響するかも知れませんし、工期通りの日程で工事が完了するのかも不安になってきます。

その会社の顔でもある営業担当者が時間をきちんと守るか、万が一遅れる場合には前もって連絡をくれるか、これらはしっかりと見ておきたいポイントです。

時間を守る事は当たり前の事ですので、その様な基本中の基本を守れない業者は勿論問題外です。

3-4. 会社の実績はあるか?

ただ単に、会社が設立してから長ければ良いという訳でもありません。

現在は何事もインターネットで簡単に調べる事が可能です。

殆どの塗装業者がホームページを作成しているので、インターネット上で会社名を検索すれば、その業者がどの様な業者なのかをすぐに知る事が出来ます。

特に施工例やお客様の声は参考になると思います。

この様な項目が充実されていると、沢山の方々から信頼されている業者だという事が判断出来ます。

3-5. 施工の流れを詳細に説明してくれるか?

どんなに些細な事でも、口約束はトラブルの素です。

最終的に言った、言わないの話になり、これではせっかく工事が完了しても後味が悪いですよね。

そうならない為にも、業者と交わした約束事や決まり事は必ず書面に出してもらうようにお願いしましょう。

その際には、工事完了後に万が一不備が見つかった場合の対応やその際の費用の負担なども確認して、こちらも同じように書面に出してもらって下さい。

そして必ず知識のある業者に現場の調査をしてもらい正確な見積りを出してもらいましょう。

値引きに関しても大幅な値引きがされていないか、必要な部分を安易に削ってはいないか、実際に講じで使用する塗料の名前や質、工法、期間などは正確かなど細かく確認をしましょう。

外壁塗装を初めてする方や過去に工事をしたことがある方でもプロ並みに詳しい方は少ないと思います。

分からない事だらけで当然ですので、分からない事や疑問に思った事は、ためらわずにどんどん質問して下さい。

相手はプロです。疑問に対して分かり易く教えてくれるない業者は信用しないようにしましょう。

6.塗装工事に関しての資格が、会社と職人個人のそれぞれにあるか?

塗装業者や塗装業者で働く職人が次の様な資格を保持しているかチェックしてみてください。

【表】主な資格一覧

県知事および国土交通省大臣認可の
塗装工事業許可
会社に与えられる資格で、国や行政から、技能や実績、知識に問題が無いと認可された上で与えられるものです。
塗装技能士 職人個人に与えられる資格で、一定以上の塗装業の技能を持っている事を証明するものです。職人全員が塗装技能士の資格を持っていなくても、親方だけでも持っていれば安心です。

まとめ

「高額」になるにも、反対に「激安」になるにも、きちんと理由があります。
大きな理由として「高額」の場合には、下請けや孫請けに丸振りをしている事が多く、中間手数料が大きくかかっている可能性が高いです。

「激安」の場合には、足場工事代などが含まれず、別料金になる場合もありますし、下地処理をしっかりと行っていない場合があります。

どちらの場合にせよ、業者の「利益を多く出したい。」という身勝手な理由が原因です。

間違っても、そんな身勝手な悪徳業者には工事を依頼しないで下さい。

もし業者から180万円、200万円の見積書を貰ったら、迷わず他の業者の相見積もりを取ってみて下さい。

「価格も工事も信頼出来る」業者さんを選びましょう。

トラブルなく外壁塗装を成功させるなら

外壁塗装は、修繕規模によっては何百万円もの費用がかかります。
だからこそ、依頼をする業者は慎重に選ぶべきです。

いえぬりでは、資格保有のアドバイザーがお客様に合った業者選びのお手伝いをさせていただきます!

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