外壁塗装に悪徳業者が多い理由と手口を理解して適切に対処しよう
外壁塗装はキッチンや壁紙の張り替えなど、他のリフォームジャンルと比較して手抜き工事などの不正をしやすい工事と言われいます。
その為に、未だに悪徳業者が横行している業界であり、工事をした後で、「相場よりもかけ離れた価格で工事をさせられた」という話は、よく聞く話です。
この記事を読まれている方は心配ないと思いますが、実際は多くの施主が悪徳業者に引っかかり、「こんなはずじゃなかった」と後悔する人が後を立ちません。
そこで、この記事では外壁塗装の悪徳業者の具体的な手口と身を守る方法について解説します。
1. 外壁塗装に悪徳業者が多い理由
悪徳業者と聞いてあなたは真っ先に何を思い浮かべるでしょうか?
- 相場よりも高い金額で売りつける
- しつこく強引な営業をしてくる
- 商品を無理やり買わされる
人によって悪徳業者のイメージは異なると思いますが、価値とは釣り合わない価格で、必要の無い商品を強引に売りつけられるイメージですよね。
あるいは、不正を行い不当な利益を得ているイメージかもしれません。
いずれにせよ、施主に不利益をもたらす存在でありことには変わりありません。
それでは、他のリフォームジャンルと比べてどうして外壁塗装だけが悪徳業者が多いのでしょうか。
その理由は2つあります。
- 定価がなく、相場が一般的に知られていない
- 誰が塗装をしても、塗装後はキレイに見える
つまり、外壁塗装は「不良品を売りつけても、バレない」、悪徳業者にとってオイシイ業界”なのです。
2. 外壁塗装の悪徳業者の手口
では実際の現場で営業マンが良く使用するセールストークについて詳しく解説してまいります。
営業マンとの会話の中で下記のような提案があったら注意が必要です。
- 「近所で工事をしているので、足場代を無料にします!」
- 「今回、特別にモニター価格で工事をさせて頂きます!」
- 「今、工事をしないと大変なことになる」
それでは、具体的に解説いたします。
2-1. 「足場代を無料!」
「ちょうど近所で塗装工事を行っていて、その足場を使用するので、足場代はサービスします。」という提案ですが。現実的に、足場代が無料になることはありません。なぜなら、たとえ近所で使用するとしても足場は一度バラしてまた設置するからです。
つまり、近隣で使用している足場を利用しても、倉庫で眠っている足場を使用しても、金額はそれほど変わりないのです。
このケースの場合、”足場代を無料”にした分、塗料や”諸経費”といった項目に上乗せされているので、実際の塗装費用が安くなることはありません。
2-2. 「モニター価格!」
「モニター期間限定」や「キャンペーン中」という言葉に人は弱いものです。このような売り文句は通販やテレフォンショッピングなどでもよく使われていますよね?外壁塗装で言われる「モニター価格」も同じようなものだと考えてもらって結構です。
実際にモニター期間であるというのであれば、どのようなモニーターであり、どんなあなたがどんな協力をしなければいけないのか?モニターとしての条件や注意事項がきちんと説明されるはずです。
しかし、外壁塗装におけるモニターの内容としてはアンケートに回答したり簡単なものがほとんどです。
どうして、アンケート用紙1枚書くだけの簡単なアンケートで「300万円だった見積もりから、150万円も値引きされるのでしょうか?」。
このケースの場合、モニターだから安くなったのではなく、もともと300万円もの価値がなかったということです。
2-3. 「今、工事をしないと大変なことになる!」
これは不安な気持ちを駆り立て典型的なセールストークですが、ひるまずに冷静判断することが重要です。
そもそも、外壁の塗り替えは今日、明日でどうにかしなければいけないといった緊急性のあるものではありません。
なので、「今、工事をしないと大変なことになる」と言われても、冷静に対応をして複数業者から見積もりを取ることが重要です。
まとめ
いかかがでしたでしょうか。外壁塗装の業者選びについてご理解いただけたかと思います。
高品質な外壁塗装を行うポイントは、優良業者に工事を依頼することです。
優秀な業者に工事を依頼することで、適正価格で高品質な塗装工事ができるようになるので、即決はせずに複数の業者を比較することが重要です。
トラブルなく外壁塗装を成功させるなら
外壁塗装は、修繕規模によっては何百万円もの費用がかかります。
だからこそ、依頼をする業者は慎重に選ぶべきです。
いえぬりでは、資格保有のアドバイザーがお客様に合った業者選びのお手伝いをさせていただきます!