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外壁塗装の塗料の1液と2液の違いは?

  • 2016年7月19日
  • 塗料
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外壁塗装でリフォーム業者がよく使用する建築用語として、「1液」と「2液」という言葉があります。

業者との打ち合わせの際に「屋根は2液を使いますね!」と言われて、「2液って何?」と疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。

今回は、外壁塗装でよく使用される「1液塗料」と「2液塗料」の違いについて詳しくお伝えします。

1液塗料と2液塗料は何が違うの?

簡単に言うと塗料における1液、2液というのは、硬化剤を使用する塗料か、硬化剤を使用しない塗料かを区別したものになります。

  • 1液塗料・・・硬化剤を使用しない塗料
  • 2液塗料・・・硬化剤を使用する塗料

初心者マーク1液塗料の特徴

1液塗料は硬化剤を混ぜなくてもそのまま使用できるために、価格が安く、素人でも使いやすいのが特長です。

ホームセンターで市販されている塗料のほとんどが1液型であり、2液型と比べて保存性が高いのが特長です。

一方で硬化剤を混合して使用される2液型と比べて、耐久性に劣ることから、屋根の塗装にはあまり向いていません。

2液型塗料の特長

2液型は主剤(塗料液)と硬化剤(樹脂)を混ぜ合わせて使用する塗料です。

2液型は1液型と比べ、硬化剤を使用することで分子の結合が強化されるために、耐久性に優れているのが特長です。

しかし、2液型の場合、混合してから6~8時間ほどで硬化してしまうことから、使い回しができません。

そのために、利益を優先させる業者は2液型を使いたがらないのが現状です。

2液型塗料の注意点

工事22液型塗料は主剤に硬化剤を混合して使用しますが、2液型の塗料を使用する際は、下記の点を注意する必要があります。

  • 規定の混合率を厳守すること規定のインターバル(乾燥時間)を設けること
  • 可使時間を厳守すること

規定の混合率を厳守すること

2液型は主剤と硬化剤を混合する際に規定の混合率を厳守しなければ塗料の性能を発揮することはできません

混合率は特に手抜き工事が発生しやすいポイントになりますので、信頼できる業者に工事を依頼することが大切です。

可使時間を厳守すること

可使時間とは、2液型塗料のように主剤と硬化剤、効果促進剤などを組み合わせて使用する多機能塗料において、化学反応によって硬化し始めるまでの時間を、「可使時間」といいます。

塗料をこの可使時間を超えて使用すると、塗装の品質に悪影響を与えてしまうので、可使時間を厳守する必要がある。

1液塗料、2液塗料の使い分け

劣化した家イラスト一般的な外壁塗装の場合、外壁に使用される塗料と、屋根に使用される塗料は同じ種類の塗料をしようします。

これは、次回のメンテナンスサイクルを同時期に合わせるためですが、現実的には、外壁よりも屋根の方が劣化の進行が早いです。

そのために、外壁はシリコン塗料で屋根はフッ素塗料といったように、外壁と屋根で使用する塗料のグレードを変えることも珍しくありません

また、外壁は1液型、屋根は2液型というように、同じ塗料でも、1液型、2液型と使い分けて対応するケースもあります。

1液塗料と2液塗料まとめ

1液型、2液型の選択は、塗料の成分や主剤によって異なるために、塗料に関して正しい知識を持った専門家にアドバイスや選定してもらった方が確実です。工事5

実際に、経験豊富な塗装職人であっても、実際の塗料の選定は塗料メーカーの担当者などからアドバイスもらいながら、住宅の外壁材に合わせた塗料を選定しています。

だからこそ、「保存が効かないから1液を使う」という業者都合で塗料を選定するのではなく外壁や屋根のメンテナンスサイクルを考慮して、的確なアドバイスをくれる業者に工事を依頼することが大切です。

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