外壁のひび割れ(クラック)の種類と補修方法

  • 2017年5月9日
  • その他

家を建ててある程度の年月が経つとどうしても現れてしまう症状が、外壁のひび割れ(クラック)です。

外壁はつねに紫外線や雨風にさらされているため、年数が経つにつれ徐々に塗膜が劣化して、そこからひび割れが起こります。

外壁のひび割れは深さによってメンテナンスの重要度が異なります。ひび割れが深い場合は早急にメンテナンスをしましょう。そのまま放置をしてまうと、補修費用が数倍になってしまう恐れもあります。

外壁のひび割れ(クラック)の種類と原因

外壁のひび割れは、大きく分けてヘアークラック(浅いひび割れ)クラック(深いひび割れ)の2種類があります。

ヘアークラック(塗料のひび割れ)

主にモルタル外壁やサイディングなどの外壁塗装がされている外壁材で発生するひび割れです。

ヘアークラックは外壁材のひび割れではなく、外壁の表面に塗られている塗料が経年劣化で硬化してひび割れを起こしている現象です。早急に補修を行う必要はありませんが、外壁塗装を検討する目安となる劣化症状になります。

クラック(外壁材のひび割れ)

外壁材自体にダメージがあるひび割れで、このようなクラックを放置してしまうと雨漏の原因となったり、外壁がごっそりと剥がれ落ちてしまう危険もあるために危険度が高いです。

ひび割れの発生原因、特徴はそれぞれ異なり、放置すると拡大するひび割れと、拡大しないひび割れがあり、クラックの種類を理解しておくと、劣化の進行具合の把握につながります。クラックの種類は下記の通りです。

乾燥クラック

モルタルやコンクリートなどの湿式工法(コテなどを使用した塗り壁工法)で施工された外壁は、乾燥する過程で水分の蒸発による伸縮が生じます。乾燥クラックは、モルタルやコンクリートが完全に乾燥をする前に塗装をしてしまうことで発生します。

陶器などの焼き物などは焼き入れをする過程で、意図的に乾燥クラックをつける場合がありますが、外壁の乾燥クラックが発生する原理は焼き物と同じです。

乾燥クラックのひび割れは拡大することは無いので、外壁塗装の際に、微弾性塗料(伸縮性のある塗料)で下塗りをすれば簡単に補修することができます。

構造クラック

構造クラックは、地震や地盤沈下などの大きな外的圧力によって発生するクラックです。主に幅が0.3mm以上、深さが5mm以上のクラックを総称して構造クラックと呼ばれています。

構造クラックは外壁自体が歪んでしまうことが原因で生じているひび割れなので、そのまま放置をするとひび割れの幅が広がり、深くなっていきます。最終的には雨漏りや外壁がごっそりと剥がれてしまうようになるので、早急に補修をしなければいけません。

縁切れクラック

モルタルやコンクリートなどの湿式工法(コテなどを使用した塗り壁工法)の外壁は、一度に一面を仕上げるのが基本です。しかし、途中で作業を中止したり、他の事情で部分的にやり直したりすると、新旧の境目ができてしまい、ひび割れの原因になってしまいます。

外壁材別のひび割れ(クラック)の特徴

外壁のひび割れは、モルタルやコンクリート、サイティングといった外壁の工法(構造)によって発生するクラックの特徴がことなります。外壁材別のひび割れについて具体的に解説していきます。

モルタルのひび割れ

モルタルは特にひび割れが発生しやすい外壁材です。モルタル外壁のひび割れは下記の2点を基準に確認をするようにしましょう。

1mm以下のひび割れの場合

1mm以下のひび割れは深さも0.3mm~1mm程度なので雨漏りに発展することはありません。外壁として機能している状態なので、外壁塗装の際にメンテナンスをする程度て対処できます。

3mm以上のひび割れの場合

3mm以上のクラックは雨水が外壁の内部に浸透するようになります。そうすると、外壁がスポンジのように水を含むようになり、塗装の剥離が起き始め、最悪の場合外壁が剥がれてしまう原因となります。

画像出典
http://www.takahashi-bousui.com/column/jishin/

サイディングのひび割れ

サイディングがひび割れする原因として、地震や地盤沈下のなどの揺れなどにより、建材を固定している釘が外壁材を引き裂いてしまうことがあります。

サイディングボードの厚みが14mm以下の場合、釘を打ち付けてボードを貼り付けるので、釘の頭が外に露出します。地震や経年でその釘が緩み、隙間から外壁の内部に水が侵入してしまい、塗装の剥がれを引き起こします。

ひび割れが進行してしまうと、サイディングを張り替える必要があるので施工費用が高額になります。そのために劣化を放置せずに早めに対処しましょう。

コーキングのメンテナンスも重要

サイディング外壁はコーキングと呼ばれるゴム状の目地材で外壁材の隙間を埋めています。このコーキングが経年劣化でひび割れすると、隙間から雨水が侵入して外壁の内部に水が浸透してしまいます。サイディング外壁はコーキングのひび割れも合わせて点検、メンテナンスをしてください。

外壁のひび割れ(クラック)の補修について

進行度による補修の必要性

幅0.3mm以下のひび割れ

いますぐの補修は必要ありませんが、定期的に進行具合をチェックしておきましょう。

進行を防ぐための応急処置としては、セメントの粉をひび割れに塗布し、適量の水を加えて粉を定着させる方法があります。

幅1mm以上のひび割れ

この段階で補修してください。外壁の下地や構造部分にも影響が出て、建物内部へ水分が浸透している可能性があります。大規模な補修になる前に専門業者に相談しましょう。

ひび割れの補修方法

外壁のひび割れは様々な種類があり、補修の緊急度が異なります。小さなひび割れを自分で補修したとしても、間違った補修方法であれば、さらに外壁のひび割れを拡大させてしまうことに繋がります。

また、ひび割れは塗装の劣化とは異なり、外壁の構造部分がダメージを受けている可能性があるので、原因も含めてしっかりとプロに点検をしてもらうようにしましょう。

補修の費用相場

実際にひび割れ補修を業者に依頼した際にどれくらいの費用が掛かるのでしょうか?具体的なひび割れ補修の相場は下記の通りです。

工事の内容 費用相場
専門家による調査 無料
部分補修 8~30万円
全体補修 50~130万円

まとめ

外壁のひび割れの補修にはひび割れの大きさや深さ、施工箇所によって工事の内容も実際の施工価格も異なりますが、どちらにしても早期補修をすれば工事規模も少なく、価格も安くなります。

0.3mm以下のひび割れであれば、外壁塗装でも十分にメンテナンスをすることができますが、素人目では判断が難しいのが現実です。調査自体は無料できるので、いろいろな専門業者に調査してもらいましょう。

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