雨樋修理はどこに頼む?失敗しない雨樋修理業者の選び方
「雨樋修理ってどこに頼めば良いの?」「雨樋修理っていくらかかるの?」そう疑問に感じて雨樋修理について調べていませんか?
台風や積雪で破損した雨樋は火災保険が適用できるため、保険金で修理をすることができます。しかし、業者選びを間違えると、火災保険が申請できる不具合であっても、提案すらされず、無駄に修理費用を負担する施主様も少なくありません。
一方で、火災保険が申請できない「経年劣化」による不具合であっても、強引に火災保険を申請する代行業者も存在するため、雨樋修理は業者に選びに関する正しい、知識を持って臨むことが重要です。
特に、火災保険による雨樋修理の場合は注意が注意が必要です。
火災保険は必要な書類を集めれば簡単に申請することが可能です。「訪問販売業者」や「悪徳業者」の場合、火災保険で修理ができることを逆手にとり、簡単な部分修理で工事ができる内容であっても、高額な工事を提案する業者も後を立ちません。
施主様が知らぬ間に、「保険金詐欺の片棒を担いでいた」という、ケースも珍しくないため、火災保険に関する知識も理解しておくことが重要です。
そこで、この記事では、雨樋修理で失敗しない基礎知識を解説します。
現在、インターネット上で掲載されている雨樋修理に関する情報は、悪徳業者や一括見積もりサイトとって都合の良いように書かれた、正確ではない情報が溢れています。
この記事では、住宅リフォームアドバイザーの資格保有者が、雨樋修理で失敗してしまう人を、限りなくゼロにするため、雨樋修理に関する正確な情報をお届けするので、是非、実際に業者を選ぶ前に、参考にしていただければと思います。
目次
1.雨樋修理で失敗しない業者の選び方
雨樋の修理は比較てき簡単な工事のため、家を建てたハウスメーカーや工務店、リフォーム会社など、様々な業者が対応できます。
しかし、業者によって施工単価が異なるため、同じ修理内容であっても、修理費用が異なります。なぜなら、下請け業者に支払う中間マージンが発生するからです。
雨樋の修理は、簡単な部分補修であれば、数万円で修理ができます。しかし、中間マージンが上乗せされることで、数万円で修理ができる内容であっても、数十万円の工事に発展します。
これは雨樋修理に限らず、どのリフォームジャンルでも同じです。
そのため、雨樋修理を依頼する業者は、自社直接施工で修理ができる業者が望ましいです。
特に、「塗装業者」と「屋根業者」は雨樋の施工やメンテナンスを、実際に施工する業者なので、自社直接施工で工事ができる可能性が高いです。
実際に、雨樋修理の依頼の依頼の多い、施工業者は下記の通りです。
- ハウスメーカー
- リフォーム会社
- 塗装会社
- 屋根業者
施工業者の特徴を、それぞれ見ていきましょう。
1-1.ハウスメーカーの雨樋修理の特徴
ハウスメーカーは新築住宅を専門とする会社です。家を建てたハウスメーカーに雨樋修理を依頼するケースが該当します。
ハウスメーカーのリフォーム部門が建物の修理やメンテナンスを担当することが多いですが、実際の施工は下請け業者に委託しているため、中間マージンが発生します。
また、ハウスメーカーは営業を主体としているため、雨樋修理などの小規模な修理には、あまり積極的に対応してくれない傾向にあります。
雨樋修理だけでなく、「屋根の葺き替え工事」や「外壁塗装」もセットで提案されることもあるため、「安く修理がしたい」「雨樋だけ修理をしたい」という場合は、あまりオススメできません。
1-2.リフォーム会社の雨樋修理の特徴
リフォーム会社はその名の通り、「リフォーム」を専門とする会社です。リフォームと一言に言っても、内装、外装、リノベーションなど、得意分野が異なります。
屋根や外壁などの「外装」を専門とするリフォーム会社の場合、自社直接施工で修理ができる可能が高いです。一方で、キッチンやお風呂などの内装や設備関係を専門とするリフォーム会社は、実際の施工を、下請け業者に委託する傾向にあるため、中間マージンが発生します。
リフォーム会社はハウスメーカーと同様に、営業を主体としている会社も多く、小規模な修理に対応しない業者も数多く存在します。
そのため、リフォーム会社に雨樋修理を依頼する際は、ホームページで専門性と雨樋修理の施工実績を事前に確認することが重要です。
1-3.塗装業者の雨樋修理の特徴
塗装業者は、外壁塗装や屋根塗装を専門とする業者です。外壁塗装の際に、雨樋もメンテナンスをするため、基本的に雨樋の修理に対応できます。
自社直接施工で雨樋を修理できるため、中間マージが発生せず、適正価格で雨樋を修理できる可能性が高いです。
ただし、塗装業界は「訪問販売業者」や「悪徳業者」が多いのが特徴で、ホームページを見ただけでは、区別がつかない状況になっています。
塗装業者のホームページを確認する際は、必ず企業情報を確認することが重要です。特に、「代住所や電話番号、代表者」の記載されていない、塗装業者は悪徳業者の可能性が高いので必ず確認しましょう。
1-4.屋根業者の雨樋修理の特徴
屋根業者は屋根修理や、葺き替え工事などの屋根の施工を専門とする業者です。雨樋修理の専門業者と言えます。
塗装業者と同様に、自社直接施工で工事ができるため、中間マージンが発生せずに、適正価格で雨樋を修理できる可能性が高いです。
しかし、屋根業者はホームページで企業情報を公開している専門業者が少なく、地域によっては、インターネットで探すのが困難な場合があります。
また、屋根業界は台風被害で需要が急増したことから、「訪問販売業者」や「火災保険申請代行業者」など畑違いの業者が、「屋根専門」を謳って、参入している状況です。
塗装業者と同様に、必ずホームページで企業情報を確認し、「代住所や電話番号、代表者」がしっかりと記載されていることを確認するようにしましょう。
2.雨樋の劣化・不具合別の修理方法
雨樋の修理は「部分補修」「部分交換」「全交換」の3つの通りです。劣化や不具合の状況によっつて、修理方法が異なり、費用も変わってきます。
雨樋の不具合・劣化症状を見極めて、適切な修理を実現するために、ここからは、雨樋の劣化症状を、不具合別の修理方法について見ていきましょう。
2-1.部分補修が必要な劣化症状
【樋の接続部(継手)が緩んでいる、もしくは外れている場合】
雨樋の接続部が浮いている場合、雨樋を一度外して、接着剤を塗り、再度、はめ直す補修方法が一般的です。
【樋に小さなひび割れや穴が見られる場合】
小さなひび割れや、穴が空いてしまっている場合、アルミ製の雨樋補修用テープで補修をします。周辺の汚れを落としてから、ひび割れ部分、穴の部分を覆うようにテープで補修します。
2-2.部分交換が必要な劣化症状
【一部、破損・欠落している場合】
雨樋が部分的に破損(割れている)していたり、欠落している場合は、その部分を交換して修理すします。
【一部、雨樋が傾いている場合】
特に雪が降る地域では多く見られる劣化ですが、一度、外側に傾いてしまった雨樋は元に戻してもちょっとした風や雪で、またすぐに傾いてしまいます。傾いている箇所が1箇所程度であれば、その部分のみを交換することで対応が出来ます。
【雨樋を支えている金具が曲がっている、もしくは破損している場合】
樋を支えている金具も同様に大雨や雪等で、曲がってしまったり、錆びて破損してしまうこともあります。その場合も既存の金具は取り外し、新しい金具を取り付けることをお勧めします。
2-3.全交換が必要な劣化症状
【破損箇所、劣化箇所が複数箇所ある場合】
上記で説明したような劣化箇所が複数箇所ある場合は、全交換になります。
部分交換はまだ良いですが、部分補修に関しては、あくまでも一時的なものであり、2年〜3年でまた同じ不具合が発生する可能性が高いです。
そのため、複数箇所に劣化や不具合が見られる場合は、すべての雨樋を交換します。
【20年以上経っており、劣化が見られる場合】
雨樋は外面に配置されていますので、雨や風、紫外線や雪の影響をもちろん直接的に受けます。
素材にもよりますが、基本的に雨樋の耐用年数は15~20年程度です。
部分補修や部分交換を検討される場合、雨樋が経年劣化し、状態が悪いと最悪の場合、補修中に更に割れてしまったり、破損してしまったりする恐れがあります。
そのため、年数が20年以上経っているものに関しては、全交換になります。
3.雨樋修理の費用
継手が外れている | ¥5000〜¥20000/箇所 |
部分破損、部分補修の場合 | ¥10000〜¥30000/箇所 |
傾斜不良、金具が曲がっている場合 | ¥10000〜¥30000/箇所 |
ゴミ詰まり、除去の場合 | ¥5000〜¥20000/箇所 |
全交換の場合 | ¥150000〜¥500000/箇所 |
まとめ
いかがでしたか?雨樋修理についてご理解いただけたかと思います。
雨樋の修理は業者によって単価相場が異なるため、業者選びついてしっかりと知識を身につけて臨むことが重要です。
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外壁塗装は、修繕規模によっては何百万円もの費用がかかります。
だからこそ、依頼をする業者は慎重に選ぶべきです。
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