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外壁塗装は雨が降ったらどうなるの?工事中止と追加料金の関係

  • 2016年7月18日
  • 基礎知識
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外壁塗装で雨が降ったらどうなるの?、「現場が中止って言われたけど、追加料金はかかるの?」。「梅雨のような雨が多い季節は外壁塗装を避けるべき?」

外壁塗装工事でこのような疑問を持たれる方は多いです。

そこで、この記事では外壁塗装リフォーム期間中に雨が降った際の注意点についてまとめました。

1.雨の日の外壁塗装がダメな理由

1-1塗料が流される可能性がある。

住宅外壁

当然ながら塗装をしても雨が降っていて雨が当たると塗料が硬化していなければ流されてしまう可能性があります。

特に最近の特に大阪の住宅屋根は軒が短い為に外壁塗装を行う際は殆どの場合がちょっとした雨でも雨水が外壁に当たる為、雨の日に外壁塗装をするのはお勧め出来ません。

1-2湿度の高さで白化、硬化不良を起こす恐れがある。

外壁塗装塗料白化

塗装を行う環境は気温は5℃以下はダメという事と共に、湿度も85%以上は行わないと明記されている場合が殆どです。

雨が降っていると湿度は大体85%前後になりますので基本的に塗装条件に合わないという事になります。

湿度が高いのに外壁塗装を行うと塗装が白化する恐れが出てきます。

住宅塗装において殆どの場合が水性塗装となりますが、水性塗装は樹脂と混合されている水が蒸発することで塗膜が形成されます。

ここで湿度が高いと当然ながら中々水が蒸発しませんので樹脂が結合してと造膜しようとする時に高い湿度により再度液化するような現象となり白化といって塗膜が白っぽく濁ったようになってしまい造膜不良となります。

1-3夜露に流される可能性が高くなる。

外壁塗装手抜き工事剥がれ

同じように雨水が直接塗装に当らなくとも、湿度が高いと乾燥が遅くなります。

例えば通常であれば2時間である程度乾く塗装でも4時間5時間かかる事さえあります。

秋~春にかけてまだ気温が十分高くない時期であれば夜には一気に気温が下がり夜露が発生しますので半乾きの塗膜であれば夜露に当って塗料が流されてしまったり、白化する事もあります。

こうなると塗り直しが必要でありますし、運よく塗膜が形成されていたとしても密着強度が不十分で塗膜剥離につながる可能性もあります。

2.どのような天候の時に塗装するのが良いのか?

街並み写真

気温5~40度、湿度85%以下の気候であれば問題なく施工が出来ます。

気温が低いと乾燥や硬化に時間がかかるため、冬期と夏期では、乾燥時間が3~4倍も変わってきます。

気温が5度以下になると、塗料の乾燥がかなり遅くなり、反応硬化形塗料では反応が進まず期待する塗膜性能が得られないことがあります。

その為、気温5度以下で施工する場合には、家の周りをシートで覆い、ストーブで加温するなどの対策が必要になります。

塗装工事中は冷暖房が利用できないことがあります。窓が開けられないこともありますので、真夏に工事を依頼する時は、その辺のことも確認しておく必要があります。

3.雨が原因のトラブルを回避する為に注意すべきポイント!

3-1.業者さんが雨天でも作業を強行してきた場合はそれを理由に保証期間の延長を交渉しましょう。

見積書

雨の時に塗装を続けると塗装面に白化、塗膜剥離のトラブルが起こる可能性があります。

しかも、外壁塗装というのはその場ですぐ塗料が剥がれ落ちるわけではなく、数ヶ月、数年かかる場合もあります。

「雨でもすぐに乾く良い塗料だから問題ない」「水性塗料なのでご安心ください」といいながら雨の中でも平気で作業をする業者さんがいます。

なぜそのような酷い事をするのかというと、工期を出来るだけ後らせたくないという理由があるからです。

3-2.塗装中に突然雨が降って来た場合は、その後の経過を目視できちんと確認する。

点検

予期せぬ雨に見舞われることもあります。特に梅雨の時期には多く見られるでしょう。

乾ききっていないうちから雨が降ってしまった塗装箇所は、その後の経過をきちんと確認し、異常は無いか確認をしておきましょう。

写真に撮っておくのも良いです。気付いた事はその時点で相談、質問しておく事をお勧めします。

3-3.もし雨で工期が長引いたら追加料金は発生するの?

節約ママ

塗装業者さんは天候に左右されるので、雨が降るのを前提に余裕を持ってスケジュールを組んでいます。

ですから、雨が降ったからといって追加料金がかかる事は一切ありません。反対に雨を理由に追加料金を請求して来る業者には要注意です。

その様な業者に工事を依頼しない様、最初の業者選びは慎重に行ってください。

何社か相見積もりを取り、優良な業者さんに依頼してください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

基本的に外壁塗装の際に雨が降ったら工事を中止するのが基本です。

養生など、一部雨が降っても行える工程もありますが、基本的に雨が降ったら工事は中止と考えておいて間違いはありません。

もし「この程度の雨なら大丈夫」と業者が工事をしていた場合、しっかりと確認をすることが大切です。

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外壁塗装は、修繕規模によっては何百万円もの費用がかかります。
だからこそ、依頼をする業者は慎重に選ぶべきです。

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