外壁塗装の訪問販売の落とし穴
外壁塗装で騙されてしまうケースとして一番多いのが、訪問販売で依頼してしまった場合です。
1日何十件と飛び込み営業をしている訪問販売員は、巧みな営業トークと粘り強いメンタルであなたに契約を迫ってきます。
今回は、悪徳な訪問販売がよく使う手口と対処法をお伝えします。あなたの住宅を守るためにも、悪徳かどうかを見極められるようになりましょう。
目次
訪問販売そのものが悪ではない
訪問販売がすべて悪徳ではありません。あなたの住宅の劣化具合を見て、外壁塗装が必要だと判断して提案をしてくれる訪問販売員もいます。
しかし、このような善良な訪問販売は多くはなく、あの手この手で契約を急かす、悪徳な訪問販売が多いのが現実です。
自宅に来た訪問販売員が、良い会社なのかそうでないのか判断がつかない場合には、名刺をもらうか、社名を聞いておきましょう。話の後に自身で調べることができますし、第三者に相談することもできます。
悪徳な訪問販売がよく使う手口
今日中にご契約頂ければ値引きします!
見積書を受け取った後で、「今日中に契約をしたら100万円値引きします」と言われることがあります。何も知らない方は、お得に感じてつい契約してしまいますが、これは典型的な値引き商法です。
- 100万円などの大幅な値引き
- 「今日中」という即決を促す条件
この「大幅な値引き」「今日中」の2つのキーワードを営業マンが提案してきた場合は、「値引商法だな」と思ってもらって間違いありません。
モニター価格で安くできます
一般的にモニター商法と呼ばれている手法です。「〇〇地域の実績が作りたいので、モニター価格で外壁塗装をしてくれませんか?」という提案をされることが多いです。
実際に相場よりも安く、破格な金額を提示されることがありますが、手抜き工事が低価格を支えていることがあるので注意が必要です。
足場代をタダ(無料)にします!
「ちょうど近所で工事をしているので、足場代が安くなります!」「キャンペーンで足場代をサービスします!」という足場の費用が安くなるという提案を受けることがあります。これも基本的には値引き商法と同じです。
見積書の表面上は、足場代が安くなったように感じますが、諸経費などの項目に上乗せされていることがあります。
すぐに見積もりを出せます
家の周りをぐるりと一周しただけで、見積もりを出す営業マンがいます。
経験豊富なのかもしれませんが、外壁塗装の見積もりは入念な現地調査を行って初めて計算できるものです。一周した程度で正確な見積もりが出せるほど外壁塗装は単純ではないので、営業マンが「どのように現地調査をしているか?」「どんな箇所をみているか?」を注意深く確認しましょう。
今すぐ外壁塗装をしないと大変なことになる
これも訪問販売の営業マンがよく口にする言葉です。
「すぐに外壁塗装をしないと大変になる」とお客様を脅す、脅し商法です。このように恐怖を与え、不安を煽る営業には耳を貸さず、会話をしてはいけません。
絶対に即決をしない
訪問販売が来ても、居留守を使うか、ドア越しで会話をしてください。
営業が『ドアに足を入れることができれば勝ち』といわれているのは、一度でも要求を飲めば、次の要求も飲んでくれる確率が高くなることを知っているからで、訪問営業のやる気に火をつけることになります。
話を聞くことになったとしても、長々と会話を続けるのは避け、断るときは曖昧な言い方ではなくはっきりと断りましょう。人は何度も要求を断ると、少なからず罪悪感が生まれてきます。訪問営業はそのことを理解しているので、話を長引かせ、断られることを覚悟で、あの手この手の要求をしてくるのです。
言葉巧みに契約を急かせてきますが、絶対にその場での即決は避けてください。時間を置いて冷静になることで、おかしな点がなかったかの判断ができるようになります。
契約してしまったらクーリングオフ で解約
訪問販売で外壁塗装工事の契約を交わした場合、契約から8日以内であればクーリングオフ制度が適用できます。クーリングオフとは、頭を冷やして(Cooling Off)冷静に考え直す時間を消費者に与え、一定期間内であれば無条件で契約解除ができる制度です。
ただし、クーリングオフに関しては訪問営業も理解していて、悪徳な業者の場合、8日以内は電話に出ないなど、連絡がつかないまま適用期間が過ぎてしまうといったケースもあるため、内容証明郵便を利用して日時の証拠を残しておくことも忘れないでください。
クーリングオフの詳細は今すぐ外壁塗装でクーリングオフをする方法をご覧ください。
トラブルなく外壁塗装を成功させるなら
外壁塗装は、修繕規模によっては何百万円もの費用がかかります。
だからこそ、依頼をする業者は慎重に選ぶべきです。
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