外壁塗装の契約書で確認するべき13のポイント
外壁塗装の工事契約は内容が難しい為に、業者に言われるがままに契約をしてしまう方も少なくはありません。
そこで、この記事では外壁塗装の契約で注意するポイントや契約書のチェック項目について具体的に解説します。
目次
1. 外壁塗装の契約の注意点
1-1. 自宅での契約はNG
外壁塗装の契約は基本的に業者の事務所で行いましょう。
施工業者の素性を知ることや、業者の素性を確認をせずに、高級塗料や魅力的な営業トークに惹かれて契約することはトラブルの原因となります。
なので、自宅の契約は避け、業者の会社の雰囲気を知る意味でも、業者の事務所で契約をするようにしましょう。
1-2. ワン・ツー契約はNG
外壁塗装の営業の世界では、見積もりを提出して、その場で契約に持ち込むことを「ワン・ツー契約」と呼ぶようですが、この「ワン・ツー契約」を仕掛けてくる業者は非常に危険です。
見積もりを提出したその日に契約持ちこもうとする業者は、お客様に慎重に検討する時間を与えずに、強引に契約まで持ち込もうとします。
自社の商品や提案に自信が無く、「他の業者と比較されたくない」という不安の表れなので、営業がワン・ツー契約を迫ってきたら、即決はせずにすぐに他の業者に見積もりを依頼しましょう。
1-3. 大幅な値引きはNG
これは訪問販売系の営業に多い手法です。
「今日中に契約をすれば50万円値引きします!」という通常では考えられない値引きで強引に契約を結ぶ手法です。
「50万円も安くなった!」とお得感を感じてしまいますが、実は単純に値引き額も計算に入れて見積もり価格を50万円高く設定しているだけです。
通常では考えられない値引きをして契約を迫ってくる業者との契約は避けた方が無難です。
2. 外壁塗装の契約書で確認するべき項目
2-1. 見積書の確認
契約をする際には見積書や契約書に書かれている内容が全てです。
良く分からない項目が含まれていたり、必要な項目が抜けている場合には、必ず契約前に確認をしましょう。
ここで注意すべきポイントは「費用の詳細な内訳」です。
使用する塗料によって全く金額が変わってくる為、見積書に必ず塗料の記載があるかを確認して下さい。
「一式」となっている工事がやたら多い場合や、「一式」の金額が大きい場合にも注意が必要です。金額を水増ししている可能性があります。
「一式」にはどの様な工事が含まれるのかを確認しましょう。消費税も明確に記載されているか確認して下さい。
しっかりと見積書の内容を確認して、少しでも疑問に思う様な事があったら業者さんに質問をしましょう。
あなたが納得してから正式な契約書を作成してもらって下さい。
2-2. 保証期間
保証は業者によって付く場合と付かない場合がありますが、付く場合には必ず保証期間を書面に書いてもらって下さい。
保証書は必ず書面で受け取り、保証対象や保証内容をしっかりと説明してもらいましょう。
外壁と屋根、付帯部分では保証期間が異なるのが一般的です。
又、保証が付かない場合でも、民法上は引き渡しから1年間は業者に「瑕疵担保責任」がありますので、欠陥が見つかった時はすぐに業者に補修などを依頼しましょう。
どこまで保証が効くかを確認するのは契約前の必須事項です!
2-3. 支払い条件
工事代金の支払い方法は、工事完了後に全額を支払うか、工事着工前に半分、工事完了後にその半分を支払うのが一般的になっています。
その為、工事着工前に全額の支払いを要求する業者との契約は避けましょう。
また、手抜き工事が行われたり、多大な金額を請求されたり、更にはお金だけを取って工事自体を行わない業者もいます。
契約書には工事請負金額の支払い条件も記載されています。
これも大事な事なので、お互いにトラブルにならない様に納得の上、契約しましょう。
万が一、訪問販売で契約をした場合は、契約日から8日以内であればクーリングオフ制度が利用出来ます。
この制度を利用すれば契約を解除する事が出来ますので安心して下さい。
2-4. 見積書の内容と契約書の内容が一致しているかを確認する。
施工箇所や反対に施工しない箇所等が合っているか?
口頭で決定した事項や疑問点などはきちんと業者は把握しているか?
伝達違いなどは起こりうる事なので、契約をする前にきちんと書面で確認をする必要があります。
後から「ここは違う。」「こんな筈じゃなかった。」と言われても業者の方も困ってしまいますし、工事も遅れてしまいます。
そうならない為にも事前に確認の出来る事はきちんと確認しておきましょう。
2-5. 会社の所在を確認する。
「その会社は本当に存在している会社なのか?」、「事務所はどこに構えているのか?」といった会社の所在地を確認しましょう。
会社に関する詳細はホームページを確認すれば分かりますが、ごく稀にホームページが無い会社もあります。
特に訪問販売などの営業に特化した会社は、実態が無い会社も多い為にホームページが無い場合が多いです。
その為に、会社の透明性を確認する上でも会社の住所は必ず確認するようにしましょう。
まとめ
外壁塗装の契約書に関してご理解いただけたかと思います。
外壁塗装の契約で最も注意しなければならないことは、「悪徳業者とは関わらない」ということです。
冒頭でもお伝えしましたが、”大幅な値引き”や”即決”を迫る営業マンは、契約を取りたい一心で、”狩り”のような感覚でお客様と接しています。
その為に、営業の手のひらで踊らされない為にも、正しい知識を持って外壁塗装に臨むことが重要です。
トラブルなく外壁塗装を成功させるなら
外壁塗装は、修繕規模によっては何百万円もの費用がかかります。
だからこそ、依頼をする業者は慎重に選ぶべきです。
いえぬりでは、資格保有のアドバイザーがお客様に合った業者選びのお手伝いをさせていただきます!